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悪臭・臭気測定

悪臭測定・臭気測定とは

　悪臭測定と臭気測定は似ていますが、それぞれ目的と手法が異なるものです。

悪臭測定とは

　悪臭測定とは、法律や規制に基づいて、不快なにおいを評価するための手法です。主に悪臭防止法に基づき、特定の施設や事業所から発生する悪臭が周囲の生活環境に与える影響を評価します。この測定では、悪臭の成分を特定し、その濃度を計測することが中心となります。特に揮発性有機化合物（VOCs）や硫黄化合物など、悪臭を引き起こす物質が対象です。悪臭測定の結果は、規制値を超える場合には、事業者に改善が求められ、場合によっては行政指導が行われることもあります。

臭気測定とは

　臭気測定は、においの強さや質を評価する手法で、主に臭気指数として数値化されます。この測定は人が感じる「においの強さ」や「不快感」を総合的に評価するもので、事業所だけでなく、日常生活においても利用されることがあります。例えば、住宅地での悪臭問題や工場からのにおいに対する住民からの苦情対応に用いられることがあります。

東海テクノの悪臭測定・臭気測定の強み

　東海テクノは創業以来50年の長きに渡り、地域の環境保全に貢献してまいりました。東海テクノの悪臭・臭気測定は、測定の実施から結果の分析、結果の報告まで一貫しており、お客様に安心頂けるサービスを提供しています。

　当社の強みは「品質の高さ」にあります。悪臭・臭気測定のスペシャリストとして臭気判定士も多数在籍。確かな技術と、常に最新の技術を取り入れる姿勢で、豊富な経験を持つ専門の技術者が測定を行い、信頼できるデータの提供をお約束します。

　規制対象外の測定のご相談、テスト測定のご相談への対応も臨機応変に対応が可能。揺るぎない測定技術と専門的な知識を活かして、これからもお客様のご要望にお応えし続けていきます。

東海テクノの悪臭測定・臭気測定の費用

　費用は測定項目、測定の種類、検体数により大きく異なります。具体的な費用につきましてはお問い合わせください。

悪臭測定・臭気測定の流れ

悪臭測定・臭気測定のご依頼

　まずはメールまたは電話でお問い合わせを下さい。測定の目的、測定対象施設の概要、測定項目、測定時期などについて事前にお知らせ頂きますと、その後の対応がスムーズです。

事前確認

　測定対象施設について詳細を確認させて頂きます。測定箇所の特定、安全性の他、気体排出口の場合は測定口の有無、測定口の高さなど実際に測定を行う際の留意点について、細かな打合せを致します。必要に応じて事前に現地調査をさせて頂きます。

悪臭測定・臭気測定実施

　測定可能であると判断できれば、実際に現地で悪臭・臭気の採取を行います。測定は安全を最優先とし、また必要に応じて施設の稼働状況を適宜確認しながら、測定項目に応じた採取を行います。

分析

　採取したサンプルをラボに持ち帰り、測定項目に応じて分析を実施します。特に臭気測定の場合は採取後速やかに分析を行う必要がありますので、可能な限り採取当日中に分析着手します。

結果報告

　測定結果を報告書にまとめ、お客様に提出します。お急ぎの場合は結果判明後直ちに速報にて結果をご報告致します。

公定法による規制基準

　工場や事業場から発生する悪臭は、「悪臭防止法」により規制されています。都道府県知事（市の区域内の地域については、市長）が規制対象となる地域を指定するとともに「特定悪臭物質濃度」または「臭気指数」の規制基準を設定し、規制地域内では全ての工場や事業場が規制の対象となります。

規制基準の種類

　規制基準は排出形態別により次の通り定められており、規制地域内の工場や事業場はこれらすべての基準を満たさなければなりません。

　・1号基準：敷地境界線上の基準

　・2号基準：気体排出口の規制基準

　・3号基準：排出水の規制基準

規制基準の内容

　1～3号基準では臭気指数（または臭気排出強度）の他、特定悪臭物質の規制基準が規定されている。特定悪臭物質と規制基準項目及びにおいの特徴は次表に示す通り。