エチレンオキサイド滅菌残留物分析
エチレンオキサイド滅菌残留物分析とは
医療用機材の滅菌には、さまざまな方法が使われていますが、それぞれに特徴があります。その中で、エチレンオキサイド(EO)ガスを使用した滅菌法は、特に熱に弱いプラスチック製品や複雑な構造を持つ機材に適しています。低温で滅菌ができるため、精密な機器や特殊な材料に使用されることが多いメリットがある一方、EOガスは有害であり、滅菌後にエチレンオキサイド(EO)やその副産物であるエチレンクロロヒドリン(ECH)といった残留ガスが機材に残る可能性があります。このため、滅菌後には残留物の除去や測定が重要です。
検査項目と方法
日本工業規格(JIS)T0993-7の付属書では、「エチレンオキサイド残留物の測定方法」が規定されています。この規格に従って、滅菌後の医療機材に残っているエチレンオキサイド(EO)や二次生成物のエチレンクロロヒドリン(ECH)またエチレングリコール(EG)がどの程度かを確認し、安全性を担保するための手順が明確にされています。この測定によって、患者へのリスクを低減するための安全性を確保することが可能です。
東海テクノのエチレンオキサイド分析の強み
当社ではJIS規格に基づいた本試験の受託分析が可能で、第三者分析機関として客観的な製品性能試験結果をご提供する事が出来ます。2020年頃より定期的な分析の実績があり、様々な形態の対象物にも対応が可能です。
また、自社分析の実績の有無にかかわらず、お客様のご要望に応じて様々な試験に対応しております。分析に困ったときは、まずは弊社にお問い合わせください。
エチレンオキサイド分析の費用
分析費用につきましては、分析対象物、納期、検体数によって様々となります。
お気軽にお問い合わせください。
エチレンオキサイド分析の流れ
1)まずは弊社ホームページのお問い合わせ又はお電話にてご依頼内容をお知らせ下さい。必要に応じて金額のご提示および御見積書をご提出致します。
2)サンプルは密閉できる容器に入れて頂き、郵送でお送り下さい。弊社に直接お持ち込み頂いても構いません。
3)規定の方法に従って弊社ラボにて分析試験を実施致します。分析納期は分析項目、試料数によって異なりますが、およそ10営業日程度です。お急ぎの場合はご相談下さい。
4)分析完了後、お約束の納期期日までに結果をご報告致します。お急ぎの場合は報告書発行前にMailまたはFAXにて結果のみ速報させて頂きます。
詳しいご依頼の流れは、類似分析の受託試験にて、詳細をご案内しておりますので、ご利用下さい。