植物成分分析(Plant tissue analysis)

~更なる栽培技術の向上・肥料量の適正化のために~

 

栽培の高度化に伴い植物体中の無機栄養成分を把握し、栽培管理に活用するニーズが高まっています。この植物体分析は、露地栽培・水耕栽培・養液栽培等様々な栽培方式において栽培技術の向上や肥料量の適正化に役立てることができます。培養液分析同様、海外への分析依頼による納期等の課題の声を受け、国内・自社での早期分析を可能としました。

植物体中の無機栄養成分分析

植物体分析とは

葉や茎(果実)等の植物体中の無機栄養成分を測定して、植物体中の栄養状態を診断する分析です。植物体内の養分の変化が最も敏感現れる部位が「葉・茎」であることに注目した手法です。植物体分析と培養液分析のデータとを組み合わせることで、さらに緻密な栽培管理が可能となります。また定期的な分析を実施することで、適格な経過観察を行うことができます。

よくいただくご相談・ご要望

・生理障害が発生(写真赤丸部)しているが、何の欠乏症(過剰症)だろう?

・昨年は栽培が上手くいったのに今年はなぜか上手くいかない。何が原因だろう?

・健常な生育の株と不良な生育の株の栄養素の差は?

・施肥設計を変更したが、植物の吸収量はどれくらい変化しただろう?

・化学肥料の使用量削減に伴う、肥料効果の検証をしたい

・再生リン等の再生肥料やバイオスティミュラントの効果検証をしたい

・栽培コンサルタントに植物体分析の値を求められた

※分析結果はあくまでも栽培管理等の指標のひとつとしてご活用ください。

 

東海テクノの植物体分析はココがスゴい!

・ 多様な元素への対応

分析専門会社として様々な装置、測定方法のノウハウを保有しています。

植物の必須元素だけでなくお客様のご要望の元素があれば、可能な限り対応いたします。

 

様々な元素を分析することでイオノーム分析にもご活用いただけます。

 

・金属コンタミリスクの低減

植物中に含まれる金属の含有量は微量なことが多く

分析の全ての工程で鉄やマンガン亜鉛等の金属物質が

サンプルにコンタミネーションしないように徹底的に留意しています。

 

・全窒素

窒素は植物に吸収されたあと様々な形に代謝されます。

当社の植物体成分分析の全窒素分析はタンパク質やアミノ酸等を含めた全ての窒素分を測定するので植物が蓄積した窒素分を正確に把握することができます。

 

 

植物成分分析の実績・分析例

当社ではこれまで下記のような幅広い作物の分析を行ってきた実績があります。

作物ごとの特徴に合わせて適切な前処理と分析を行います。

 

実績例

・果菜類(トマト)

・葉菜類(レタス、コマツナ、ケール)

・果樹(オリーブ、ミカン 、ブドウ)

・穀物(イネ、ダイズ)

・飼料作物

・花卉

・野草、雑草  等

 

東海テクノの植物成分分析の依頼方法

 

該当の検体を清潔な紙袋に入れて、当社へ郵送してください。(生葉50~100g程度)

依頼書フォームはこちら

※採集は可能な限り晴天時の午前中に行うことをお勧めします。

※農薬や土壌等が付着していると正確な分析結果が得られない可能性があります。

 

納期

 

・サンプル到着後、最短10営業日から承ります。

 ※果実のような含水率が多いものは更に数日頂くこともあります

・分析結果は電子メールにて送信させて頂きます。
 (年末年始、GW、お盆時期は別途お問い合わせ下さい)

ご相談はこちらから

◇報告単位:mg/kg-Dry,%-Dry 

◇価  格:15,000円/検体    

      ※追加オプション各8,000円/検体

      ※価格を改定いたしました。(2024年4月~)

植物体分析を担当している佐川です。安定した品質の農作物生産には、きめ細かい施肥管理が重要です。生産管理者の経験を活かし、本当に現場で求められている「価格・納期・精度」に徹底的にこだわって開発しました。現場の声を大切に、両方の目線で、農業業界と分析業界の新たな架け橋となれるように取り組んでいます。
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