植物病害早期診断(plant disease diagnosis)
~作物からのメッセージを分析技術で代弁する~
圃場での品質・収量確保には天候不順、自然災害の他、農作物の病害発生が大きなリスク要因となります。
当社の早期病害診断で、生産者様の効果的な防除の一役を担います。
qPCR法を用いた病害菌検査と原因調査
qPCR法を用いた病害菌検査とは
現在、病害種の診断は簡易方法により「既に」に発病している植物体を分析し、何の病気であるかの判断をするものです。
当社ではreal-timePCRを用いた方法で、簡易キットでは検出できない微量な菌数を高感度に検出、早期発見を可能としました。これにより迅速な対策で、罹病拡大の抑制、予防にお役立ていただければと考えております。
機材のポータブル化に伴い、現地でのオンサイト測定も可能です。ご相談ください。
分析項目
・トマトかいよう病
・青枯病菌
・トルコギキョウ根腐病(Pythium irregulare)
・他病原菌、ご相談ください
分析目的例
・定植前の殺菌効果・苗の安全確認
・モニタリング、予防対策検討
・発病時の汚染源特定調査
発病時の原因究明について
万が一、発病してしまった際に、あらゆる視点から原因を想定、究明し、被害拡大の抑制と対策の絞り込みが可能となります。
試料による原因特定実績及びご依頼概要
対象 | 依頼時試料形態 | 発送方法 |
苗、茎、葉、果実 等 | 植物体 |
クール宅配・郵送 |
井戸水、養液 等 | 液体(清潔な容器に500mL程度) | |
摘葉鋏、収穫箱 等 |
対象物自身 (送付不可対象は現地拭き取り) |
※分析目的により採取箇所は異なりますので、詳細はお問い合わせください。
作物病害菌検査を担当している長浜です。農作物生産に於いて、病害リスクは最大の悩みだと思います。その対策のお役に立ちたい。その一心で検査手法を用途開発しました。弊社の特徴は、qPCR法の中でもプローブ法を採用しており、偽陽性が極めて少なく、信頼性の高い検査結果をご提供できます。計量証明事業で培った、「高精度検査」と「情報管理」によって、安心・安全な検査をご提供していきます。