コラム

資源有効利用促進法改正で高まる「再生材受入検査」の重要性

更新日:2026.1.23

― 再生材利用時代に求められる“品質と説明責任”とは ―

■ 資源有効利用促進法改正の概要

近年、脱炭素社会の実現や資源制約への対応を背景に、資源の循環利用(サーキュラーエコノミー)への移行が急速に進んでいます。

こうした流れの中で改正されたのが「資源有効利用促進法」です。

今回の改正では、これまでの「リサイクルを促す法律」から一歩踏み込み、製品の設計・製造段階から資源循環を考慮すること、そして再生材を含む資源の適切な管理と情報提供を行うことが事業者の重要な責務として位置付けられました。

特に注目すべき点は、

  • 再生材を「使っているかどうか」だけでなく
  • 「安全性や品質をどう担保しているか」「その説明ができるか」が問われるようになったことです。

■ 再生材利用が進む一方で高まる現場の不安

再生材の利用は、プラスチック、金属、建設資材など幅広い分野で拡大しています。

一方で、製造現場や調達部門からは次のような声も多く聞かれます。

  • 再生材の品質にばらつきがある
  • 異物や有害物質の混入が心配
  • どこまで確認すれば「十分」と言えるのか分からない
  • トラブルが起きた際に説明できる資料がない

再生材は新品原料と異なり、由来や履歴が複雑になりがちです。

そのため、品質や安全性を「感覚」や「取引先任せ」で判断することは、法令対応・品質管理の両面で大きなリスクとなります。

■ 法改正で重要になる「受入時の確認」と「継続的な監査」

資源有効利用促進法改正のポイントは、再生材を使うこと自体だけでなく、それを適切に管理しているかどうかにあります。

具体的には、

  • 再生材を受け入れる際に

    • 成分
    • 有害物質の有無
    • ロット間のばらつきを確認しているか
  • 利用開始後も

    • 定期的に品質を確認
    • 問題があれば是正できる体制が整っているか

こうした点が、今後ますます重要になります。

■ 再生材受入検査・定期品質監査という選択肢

そこで有効なのが、第三者による「再生材受入検査・定期品質監査」です。

このサービスでは、再生材について

  • 受入時の分析・評価
  • 利用継続中の定期的な品質確認
  • 不適合時の原因整理・説明資料作成

などを通じて、「安心して使える状態」と「説明できる根拠」の両立を支援します。

自社内だけで全てを判断するのではなく、第三者の分析データと評価を活用することで、

  • 法令対応リスクの低減
  • 品質トラブルの未然防止
  • 取引先・顧客への説明力向上

につながります。

■ 再生材を「安心して使い続ける」ために

資源有効利用促進法の改正は、再生材利用を止めるためのものではなく、「正しく使い、説明できる企業」を評価するための制度と言えます。

再生材の導入・拡大を進める中で、

  • この受入方法で問題ないのか
  • 今の管理体制で説明できるのか
  • 将来の監査や指摘に耐えられるのか

といった不安を感じられた場合は、一度、第三者検査機関による受入検査・品質監査の活用をご検討ください。

■ 再生材受入検査・定期品質監査に関するご相談はこちら

東海テクノでは、長年の環境分析・品質評価の経験を活かし、再生材の受入検査および定期的な品質監査を通じて、企業の資源循環対応を技術面から支援しています。

「自社の場合は何を確認すべきか分からない」

「まずは相談だけしてみたい」

という段階でも構いません。

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