PFAS分析 多項目分析(検査)

PFAS 多項目分析(検査)とは

PFASは、その撥水性や耐熱性から、さまざまな製品や産業プロセスで広く使用されてきました。しかし、これらの物質は環境中で分解されにくく、生体内に蓄積する可能性があるため、近年、環境や健康への影響が懸念されています。その結果、国内外でPFASに関する規制が強化され、多様なPFAS化合物の正確な分析と管理が求められています。

東海テクノでは、最大30種類のPFAS化合物を対象とした多項目分析サービスを提供しています。これにより、環境試料や製品中の多様なPFASを検出・定量化し、企業や自治体の環境管理を強力にサポートいたします。

PFAS 多項目分析(検査)の必要性について

例えば、欧州連合(EU)では、REACH規則に基づき、PFOAやその関連物質の製造・使用が制限されており、2023年2月25日以降、炭素数9~14のペルフルオロカルボン酸(C9-C14 PFCA)やその塩、関連物質の上市や使用が禁止されています。

また、日本においても、化学物質審査規制法に基づき、PFOSやPFOAが第一種特定化学物質に指定され、製造や使用が厳しく規制されています。

これらの規制に適切に対応するためには、製品や環境試料中の多様なPFAS化合物を正確に分析し、その含有量を把握することが不可欠です。東海テクノのPFAS多項目分析サービスは、こうしたニーズに応え、企業のコンプライアンス遵守や環境保全活動を支援いたします。

PFAS 多項目分析(検査)の測定可能項目

ISO21675

化合物名
6-2 FTSA PFDoA
8-2 diPAP PFDS
8-2 FTSA PFHpA
8-2 FTUCA PFHpS
9CL-PF3ONS PFHxA
DONA PFHxDA
FOSA PFHxS
HFPO-DA PFNA
N-EtFOSA PFOA
N-EtFOSAA PFOcDA
N-MeFOSA PFODA
N-MeFOSAA PFOS
PFBA PFPeA
PFBS PFTeDA
PFDA PFTrDA

・PFACS

種類 化合物名 炭素数 名称
ペルフルオロアルキルスルホン酸 PFBS 4 ペルフルオロブチルスルホン酸
PFPS 5 ペルフルオロペンタスルホン酸
PFHxS 6 ペルフルオロヘキサスルホン酸
PFHpS 7 ペルフルオロヘプタスルホン酸
PFOS 8 ペルフルオロオクタスルホン酸
PFNS 9 ペルフルオロノナスルホン酸
PFDS 10 ペルフルオロデカスルホン酸
ペルフルオロアルキルカルボン酸 PFBA 4 ペルフルオロプタン酸
PFPA 5 ペルフルオロペンタン酸
PFHxA 6 ペルフルオロヘキサン酸
PFHpA 7 ペルフルオロヘプタン酸
PFOA 8 ペルフルオロオクタン酸
PFNA 9 ペルフルオロノナン酸
PFDA 10 ペルフルオロデカン酸
PFUnA 11 ペルフルオロウンデカン酸
PFDoA 12 ペルフルオロドデカン酸
PFTrDA 13 ペルフルオロトリデカン酸
PFTeDA 14 ペルフルオロテトラデカン酸
PFHxDA 16 ペルフルオロヘキサデカン酸
PFOcDA 18 ペルフルオロオクタデカン酸

・PFOA関連物質(フルオロテロマー) 

化合物名
1H,1H,2H,2H-トリデカフルオロ-1-n-オクタノール(6:2FTOH)
1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロ-1-デカノール(8:2FTOH)
1H,1H,2H,2H-ペルフルオロドデカン-1-オール(10:2FTOH)
1H,1H,2H,2H-トリデカフルオロ-n-オクチルヨージド (6:2 FTI)
1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデシルヨージド
アクリル酸1H,1H,2H,2H-トリデカフルオロ-n-オクチル(6:2FTAC)
アクリル酸1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデシル
メタクリル酸1H,1H,2H,2H-トリデカフルオロ-n-オクチル(6:2FTMAC)
メタクリル酸2-(ヘプタデカフルオロオクチル)エチル
2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7-トリデカフルオロヘプチルオキシラン

・PFOA関連物質(ペルフルオロアルキル基を持つ化合物)

化合物名
1H-ペルフルオロオクタン
1H-ペルフルオロヘキサン
1H-ベルフルオロデカン
1H,1H,2H-ヘプタデカフルオロ-1-デセン
(ペルフルオロ-n-オクチル)エタン
ペルフルオロオクチルヨージド
ペルフルオロウンデカヨージド

・PFOA関連物質(その他)

化合物名
ヘキサフルオロプロピレンオキシドニ量体酸(GenX)
1H,1H,2H,2H-ペルフルオロヘキサンスルホン酸(4:2FTS)
1H,1H,2H,2H-ペルフルオロオクタンスルホン酸(6:2FTS)
1H,1H,2H,2H-ペルフルオロデカンスルホン酸(8:2FTS)
4,8-ジオキサ-3H-ペルフルオロノナン酸(ADONA)
9-クロロヘキサデカフルオロ-3-オキサノナン-1-スルホン酸(9CI-PF3ONS)
11-クロロエイコサフルロロ-3-オキサウンデカン-1-スルホン酸(11CI-FP3OUdS)

東海テクノのPFAS 多項目分析(検査)の流れ

1)お問い合わせ

まずは弊社ホームページのお問い合わせ又はお電話にてご依頼内容をお知らせ下さい。必要に応じて金額のご提示および御見積書をご提出致します。

2)採取

測定対象項目について確認させて頂き、必要に応じて前処理方法、分析方法について打合せを行います。測定可能であると判断できれば、サンプルをお送り頂きます。

3)分析

ご依頼内容に応じて弊社ラボにて分析試験を実施致します。分析方法のご指定などがあれば事前にご相談下さい。

4)結果報告

分析完了後、お約束の納期期日までに結果をご報告致します。お急ぎの場合は報告書発行前にMailまたはFAXにて結果速報させて頂きます。

詳細はこちらにてご案内しておりますので、ご利用下さい。

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