PFOS・PFOA 分析(残留確認・洗浄水等)

2018年に全面的に製造・輸入禁止となったペルフルオロオクタンスルホン酸(以下、「PFOS※」という。)は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持つことから、撥水剤、表  面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質ですが、自然に分解されにくく、蓄積しやすい性質があります。そのため、国内では2020年より水道法及び環境基準の改正があり規制が強化されました。

PFOS等含有製品は代替品への置き換えが推奨され、特に泡消火剤は令和4年度末までにPFOS等含有泡消火薬剤を全て廃棄することが求められています。

環境省HP:PFOSを含有する消火器・泡消火薬剤等の取扱い及び処理について

総務省消防庁 通知:PFOS又はその塩を含有する泡消火薬剤の更新について(通知)

PFOS の用途:
泡消火薬剤、半導体、金属メッキ、フォトマスク(半導体、液晶ディスプレイ)、写真フィルム等

PFOA の用途:
消火薬剤、繊維、医療、電子基板、自動車、食品包装紙、石材、フローリング、皮革、防護服等

廃棄・入れ替えの際はタンク内等にPFOSの残留がないことを確認しませんか?

残留確認しておくと・・・
○更新後には汚染の懸念がないことで安心できる!
○対策完了のバックデータとして説明しやすい!

残留確認のご依頼をいただくことが増えてきました!

~ご利用シーン~

■ PFOS含有泡消火剤の入れ替え前の容器内PFOS残留確認

■ 泡消火剤入れ替え後の確認

■ 泡消火剤使用箇所付近の残留確認

■ その他PFOS/PFOA含有可能性薬品の更新時の残留確認

■ 薬品漏出時の応急処置後に漏出個所周辺の残留確認

~試験のイメージ~

ペルフルオロヘキサンスルホン酸(以下「PFHxS」という。)については、PFOS 及び PFOA と同様の性質を持ち、その代替品として使用されています。

PFHxS・PFHxA等 有機フッ素化合物に関する分析もご相談ください。

水道水・環境水(河川水・地下水)等についても多数ご依頼をいただいております。

水道法 改正について(厚生労働省)

2020年4月1日より水道水質規制において、PFOS・PFOAの位置づけが「要検討項目」から「水質管理目標設定項目」に格上げされることで、規制が強化されました。

PFOS 及び PFOA の量の和として
0.00005mg/L(50ng/L)以下

水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて(環境省)

2020年5月26日、PFOS・PFOAが人の健康の保護に関する要監視項目に位置づけられ、指針値(暫定)として「0.00005 mg/L以下」の値が設定されました。

【公共用水域、地下水】
PFOS 及び PFOA の合計値
0.00005mg/L(50ng/L)以下

環境省では毎年、全国存在状況把握調査実施し、結果を公開していますが、多くの地点で検出が確認されており、その動向が懸念されております。
今後さらなる規制に繋がる可能性もあるため、排出原となり得る施設になっていないか、自社地下水等周辺の調査をなされてはいかがでしょうか。

環境省HP:令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果について

ご要望に応じた適切な試験設計をご提案致します。

まずはご相談下さい!

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