株式会社 東海テクノ
創立45周年記念講演
1935年山梨県韮崎市生まれ。北里大学特別栄誉教授、米国ウエスレーヤン大学マックス・テイシュラー教授、(学)女子美術大学名誉理事長、韮崎大村美術館館長。 微生物の生産する有用な新規天然有機化合物の発見を目指して独創的な研究を推進し、約500種類の化合物を発見。うち、26種が医薬、動物薬、生化学研究用試薬、農業用薬剤として広く使われ、感染症の治療・撲滅、生命現象の解明などに貢献している。特に抗寄生虫薬イベルメクチンは熱帯病のオンコセルカ症およびリンパ系フィラリア症、糞線虫症、疥癬の予防・治療薬などとして年間約3億人に使われている。このような研究業績が評価され、2015年ノーベル生理学・医学賞および文化勲章を受賞した。 一方、美術を愛好し、郷里の山梨県韮崎市に韮崎大村美術館を建設し、収集していた2000点余の絵画、陶器及び彫刻等と共に韮崎市に寄贈した。